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2014年2月11日第49回 ウエルシュコーギーの遺伝病

コーギーはダックスフントと並び脊椎ヘルニアが多発する犬種です。脊椎ヘルニアは、手術や様々な治療で回復しますが、コーギーの中には後ろ足が全くたたなくなる子がいます。
これは脊椎ヘルニアではなく、変成性脊髄症であることが多いのです。変成性脊髄症とは、脊髄の神経機能が脱落していき、徐々に働かなくなっていく病気です。最初に後ろ足から始まり、3年ほどかけて前足まで動かなくなると言われています。残念なことにMRI、CT検査などを行わないと診断はつきません。No_49_kogii_

近年DNA変異が特定され遺伝的に発症することがつきとめられました。優性のG遺伝子とA対立遺伝子です。G/Gを持つ子とA/Gを持つ子は発症はなく、変成性脊髄症を持つ子はすべてA/A型と診断されています。しかしA/A型を持っていても症状の出ていない子もおり、この型のうち何割が発症するかしないかはまだ調査中です。アメリカでは遺伝子検査がされているようですが、日本ではまだ一般的な検査にはなっていません。
コーギーのほかにもジャーマンシェパードやアイリッシュセッターなどにも発生する病気であり、遺伝子の特定もされることと思われます。純血種は、容姿を追求されるあまり劣勢遺伝子も代々受け継いでしまいました。各犬種のブリーダー協会でもこの病気を持っている子たちの繁殖をしないような取り組みが始まっています。