わいワイ がやガヤ 町コミ 「かわらばん」

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2014年2月11日第51回 大問題なお口のなか

わんちゃんの飼い主が気になる病気のトップは口腔疾患という報告があるくらい、歯周病は大問題です。
歯周疾患はお口の中にとどまらず全身に影響を与えるからです。
ヒトでは、心臓疾患の危険因子、肺への感染症、脳梗塞の誘発、低体重児出産など。
犬では心臓弁、呼吸器系などが侵される疾患との関連がいわれています。
犬猫では、お口のなかがアルカリ性に傾いており、虫歯にはなりにくいのですがそのかわり、歯肉炎、歯周炎を起こし歯がぐらぐらしてきて最後には抜けてしまいます。
それまでに痛みのため、物が食べにくい、食べられない、痛くてたまらない状態をたどります。51.歯周病

歯垢の問題…
歯磨きをすると唾液中の糖タンパクからなるペクリルという物質が歯の表面を被い、お口の中の保護と保湿を行います。しかし6-24時間そのままだと細菌を大量にふくむ、歯垢の形成が始まります。細菌の固まりである歯垢は舌や飲水、うがいでは取り除けず、徐々に歯周囲に炎症と組織の破壊をおこしてきます。

歯石の問題…
唾液中にはカルシウムやリンがたくさん入っており、これらが歯垢のなかで石灰化して歯石となります。
犬ではヒトの5倍の速さで歯石が形成されると言われています。歯石のなかの細菌は不活化されており直接的に悪さはしませんが、周囲に刺激をあたえることで、歯肉炎、びらん、潰瘍をおこします。

歯と歯肉の境目に歯垢が蓄積すると、隣接した歯肉に炎症が誘発されます。
つまり、歯茎が赤くなり腫れてきて痛みを伴ってくるのです。歯垢除去しなければ、歯と歯茎の境目に細菌がたくさん増殖し固まりを形成します。若くて健康な子犬のうちは、自浄作用が働いてなんとか保っていられますが、年を重ねるうちにわんちゃんのお口の中からは、魚の腐った臭いがしてきます。
歯石除去も大事ですが、まず最初は毎日の歯磨きで歯垢を取り除くのが一番ではないでしょうか。