わいワイ がやガヤ 町コミ 「かわらばん」

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2018年8月29日特集 わが町 今昔 知っトコ 第2回

 

災害につながるほどの異常気象と巨大地震。
どちらも、いつ起きてもおかしくありません。
先日の西日本豪雨でさえ、港区では土砂災害や堤防の決壊はなく、
他府県のような被害はありませんでしたが、港区はかつて水害に弱く、
幾度となく浸水被害にあった歴史があります。
今回は港区の災害を振り返ってみたいと思います。

 

 

今年から港中学校区で取り組んでいる品格教育。ふと聞くと「港区に品格?」と思ってしまいそうですが、社会で生きていくための基本となるキーワードを伝える取り組みです。「感謝」や「継続」のように、少し堅いけれどとても大切な言葉たち。文字だけだと堅苦しくなりますが、オスの三毛猫「みにゃっと」が登場することで柔らかく、子どもたちに親しみやすくなります。池島小や八幡屋小、近くのお店でもポスターを掲示し、地域で小中一貫教育の実践がはじまりました。中学校の文化祭を小学生が見学したり、小学校と中学校の先生方が合同で研修会もします。2月に開催される港中の駅伝大会では、その春に入学する池島小と八幡屋小の6年生も参加し、PTAの方々の豚汁で一緒に温もるなど、小学校と中学校の連携が進んでいます。ちなみにオスの三毛猫が生まれる確率は3万分の1で、船に乗せると遭難しないという言い伝えもあり、古くから船の守り神だったそうです。「みにゃっと」が「みなと」の守り神になりますように!

数多くある港区の地域イベント。その先駆けとなった「池島ふれあいまつり」は、今年の11月23日(祝日)で38回目を迎えます。今では小学校の学習の一環として、子どもたちの文化発表の場でもあり、日々の成果を見てもらいます。この日のために合唱や合奏の練習をして、当日は池島公園に設置される、地域の方々による手作りの屋外ステージで披露します。近所のおじいちゃんおばあちゃんも楽しみに来られ、毎年6、000人以上の来場者で賑わいます。

 

先日行われた4年生の社会福祉体験学習では、地域のボランティアの方が38名も参加され、参加者数は港区内でもトップクラスだそうです。ふれあいまつりに限らず、地域の方と子どもが顔を合わせる機会が多く、小学校前の「あいさつ通り」の名のとおり、自然と挨拶も増えます。事件に巻き込まれないようにと、知らない人には挨拶しにくい時代ですが、町に顔見知りが多くなると安心ですよね!

 

 毎年12月に、八幡屋小学校の5年生が取り組むキッズマート。野菜や果物などの商品を実際に販売し、八幡屋商店街に子どもたちの大きな声が響きわたります。チラシ、看板の制作(図工・総合)やおつりの計算(算数)、お客さまへの言葉遣い(国語)、元気な挨拶(生活全般)、役割分担や段取りなど、実社会に必要なことを学びます。商店街の方々をはじめ、お客さまとなる地域の皆さんの協力のもと、子どもたちは緊張しつつも、大きな声でのびのびと接客します。

 

八幡屋小学校では、教科の枠を越えた、教科横断型の体験学習に力を入れています。校内にある八幡屋農園では、プチトマトやナス、ゴーヤやイチゴなどたくさんの野菜や果物を栽培したり、JA大阪市の方をお迎えし田植えの体験もします。民族衣装を身につけ、海外の遊びを通じて世界の文化に触れる、八幡屋ワールドフェスタを体育館で開催するなど、教科の枠にとらわれない体験学習で、子どもたちはアクティブに学びます!