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2018年10月24日◆わが町 今昔 知っトコ 第3回 港南中学校下の巻

ほとんどの男子が一度は憧れるロボット。港南中学校の技術部では、ロボットコンテスト(通称ロボコン)に出場するため、自分たちで一からロボットを製作します。プラモデルのような設計図があるわけではなく、決められたルール内で自由に設計し、素早く正確に競技できるようアイデアを出しあいます。過去には全国大会に出場したこともあり、昨年も「全日本小中学校ロボット選手権大阪府予選大会」でデザイン賞を受賞しました。
最近ではプログラミングが注目されていますが、ご自身も高専時代にロボコンに出場されていた技術部顧問の米澤先生いわく、「プログラミングも大切ですが、そのプログラムで機械をどう動かすのか、試行錯誤しながら実際にロボットを作りイメージすることが、ものづくりには重要です」とのこと。部員の皆さんは、自分で考えたオリジナルロボットの製作を通じてものづくりを学んでいます。
部活動が盛んな港南中学校。最近では水泳部が全国大会に出場し、卓球部は大阪市で優勝、バドミントン部やソフトボール部も大阪市で準優勝、他の部でも選抜に選ばれたり、優秀賞を受賞したりと大活躍!勉強はもちろん、部活動での様々な経験を通じて、体力的、精神的に大きく成長します!

 

三先小学校の夏休みに開催されるPTA主催の「星を見る会」。夏の夜空の下、大人も子どもも天体望遠鏡に集まります。田舎がない、または田舎に帰れない子どもたちが、夏休みに自然を感じられるようにと、PTAと地域の方々の協力のもと、1983年に始まりました。写真ではなく、実際に天体望遠鏡で見る月のクレーターや、まれに見られる土星の環は、子どもたちに宇宙の壮大さを感じさせます。36回目を迎えた今年も、100人以上のスタッフと500人程の子どもや卒業生、保護者が集まり、天体観測や縁日を満喫し、3年前からは打ち上げ花火やナイアガラ花火も夜空を彩ります。

今年、三先小学校の体育館にボルダリングが登場しました。学習時に姿勢を維持して集中する力、鉛筆を持つ時の力を抜く感覚など、あらゆる面で体の健全な発達が必要だという考えのもと、子どもの体つくりに力を入れます。昔からある三先山に加え、ボルダリング、バランスボードやけん玉も校内に設置され、楽しく遊びながら自然と体が鍛えられます。幼い時から体を動かして遊ぶことは、学習面でも大切なんですね!

 

 

市岡会館で月に一度、市岡小学校6年生が赤ちゃんと遊びます。クラスが半分ずつのチームに分かれ、事前に練習した歌や手遊び、アンパンマンのお芝居などではじまり、慣れてきたところで赤ちゃんたちと一緒に遊びます。はじめはどうしてよいか分からず戸惑っていた男の子たちも、終わる頃には自然な笑顔に。昔に比べると兄弟が少なくなった時代、小さい子どもや赤ちゃんの面倒をみる機会は減りました。赤ちゃんや年下の子たちと直接ふれあうことで、優しさや思いやりの心を育みます。
4年生では、毎年エコキャンドルをつくります。NPO法人ごみゼロネット大阪や繁栄商店街、地域の皆さんの協力のもと、廃食油に色や匂いをつけ、グラスにかわいいペイントをして、キャンドルとして生まれ変わります。3R(リデュース、リユース、リサイクル)を体験し、楽しみながらごみの削減や再利用の大切さを学びます。子どもたちが作ったエコキャンドルは、7月7日の七夕の日に繁栄商店街に飾られ、地域の方々と一緒に楽しみます!

 

夏休みを彩る港区各地の盆踊り。田中小学校で開催される「こどもおどり」は、昨年から始まった校舎建替え工事のため、運動場ではなく体育館で開催され、体育館の天井にはミラーボールが登場。浴衣を着た子どもたちやお母さんたちを照らすミラーボールに、流行りの昭和バブリー感が演出されます。校庭では地域の方の模擬店が並び、子どもたちは所せましと賑わいます。
7月の夏季キャンプ、10月の田中カーニバル、1月のもちまつりなど、地域で子どもをはぐくむ行事が一年中開催されます。若いお父さんお母さんの意見を次々に取り入れ、次回のもちまつりでも楽しい企画が予定されているとか。港区はどの小学校も地域で子どもを見守り、小学生たちは地域と関わりながら成長します。
ちなみに、田中小学校の新校舎は、2019年の秋頃完成の予定だそうです。それまでは運動場が使えず、子どもたちのガマンは続きますが、新しい校舎ができることは楽しみですね!