わいワイ がやガヤ 町コミ 「かわらばん」

みなトコ みなトコ編集室 06-6576-0505

医療・介護・ケア

HOME > 医療・介護・ケア > 子どもに多い耳・鼻・のどの病気

子どもに多い耳・鼻・のどの病気

耳・鼻・のどの病気は症状や異変が分かりにくく、特に子どもの場合は気付かないうちに悪化させてしまうことがよくあります。港区の小・中学校で耳鼻咽喉科健診を担当されている「やすだ耳鼻咽喉科」の安田大作院長に、これら病気の代表例について伺ってみましょう。

健診でよく見つかる病気は?

「アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎、滲出(しんしゅつ)性中耳炎などです。子どもは自分からうまく症状を訴えることができない上に、鼻づまりや鼻水などの慢性症状が続くと〝いつも鼻水が出ている〟状態に周囲も慣れてしまい、つい放置しがちです。しかし子どもは鼻水が気になると鼻いじりをして粘膜を傷つけることがありますし、鼻がうまくかめない小さい子どもは鼻を〝すする〟ことが多く、強くすすると耳に悪影響を与える危険性もあります」

副鼻腔炎が学力低下を招く?

「アレルギー性鼻炎は、ダニやハウスダストなどを原因とする通年性アレルギー鼻炎と、春先のスギ・ヒノキなど植物の花粉を原因とする季節性アレルギー鼻炎の大きく2つに分けられます。副鼻腔炎は、鼻の穴(鼻腔)の周辺にある複数の空洞(副鼻腔)にウイルスや細菌が繁殖し、炎症が起きた状態です。副鼻腔炎の症状のひとつである〝集 中力の低下〟は、子どもの学力に影響を及ぼしかねません」

安田 大作 院長

滲出性中耳炎って?

「鼻と耳とをつなぐ耳管を通してカゼによる細菌などが中耳(鼓膜の奥)に達し、炎症を起こした状態が急性中耳炎です。子どもの場合は急性中耳炎が悪化して中耳に液がたまり、滲出性中耳炎になることが多いようです。滲出性中耳炎になると耳が聴こえにくくなったり、耳のつまりが起こったりしますが、痛みなどの症状がないため発見が遅れがちです。呼びかけに応えないなどの異常が見られたら、特に注意が必要です。健診でお子さんの耳・鼻・のどの病気が見つかった時は、痛みの有無などで自己判断せず、ぜひ受診されることをお勧めします」

やすだ耳鼻咽喉科

やすだ耳鼻咽喉科
住所 〒552-0014
大阪市港区八幡屋1-10-13(八幡屋商店街内)
電話 06-6576-8733
診療時間

午前 月〜金 9:00~12:30
午前 月・火・水・金 15:30~19:00
◎土曜日は午後1時まで診療します
※院内をより明るく清潔にリニューアルしました。

HP http://yasuda-jibika.com