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2014年2月12日お葬式 その1

親戚が亡くなった。2人とも高齢だった。81歳の白血病の患者と、もうひとりは83歳で心不全だった。長いあいだ病状がよくなかったためホスピスで亡くなった。私たちは2日連続で葬式に参列することになった。アメリカ的なお葬式はどんなふうに執り行うのか?と聞かれたら、宗派や住む地域における違いもあるためひとくくりにできないと答えるだろう。実際に参列してみると「お葬式やお墓」に対する捉え方があまりにも日本人と違うと感じた。

はじめに喪主やお通夜、お香典、遺影写真、会葬 礼状はないと思っていたほうがいい。ついでに喪服もない。ほとんどの人が喪服をもっていない。黒いネクタイ着用もない。お葬式マナーなんてあるの?とマジ顔で聞き返す人々、それがアメリカ人だ。葬式にTシャツや黒色以外の服を着てやってくるのを悪いとは思わないそうだ「急に亡くなったんですもの(喪服の用意がないのは)仕方ないわよ」と義姉さんが言っていた。そう、理由はなんであれ普段着で参列してOKなのだ。日本から用意してきたブラックフォーマルを着ていた私が一番目立っていた。

例えば病院で亡くなった場合、近親者が葬儀屋(funeral home・フューネラルホーム)を探し手続きを済ませる。フューネラルホームは全ての宗派に対応できるような内装になっており、収容人数もかなりある施設だ。その日のうちに遺体は安置室に搬送され、告別式はフューネラルホームで執り行われる。土葬されるまで遺体を預かる役割もかねている。弔問客のために広い駐車場や待合室があり、棺の販売もしている。奥には棺のショールームもあった。しかし施設内には売店はなく、お酒や食べ物は売っていない。日本のように葬儀料理が振る舞われることはないので気をつけたい。

親しい間柄なら花やギフトを贈るのもいいだろう。フルーツバスケットやお菓子の詰め合わせなど「お悔やみカード」を添えてネットでオーダーし自宅宛てに発送しよう。