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2019年4月24日―maikkaさんの気まぐれブラジル便り―Vol.6

外国人がブラジルに住むためには、連邦警察というところで外国人住民登録をしなければなりません。登録者全員がその場で手続きをする必要があるため、私たち家族も2歳と0歳の息子たちを連れて行ったのですが、そこは役所。殺風景で子供たちが遊べる場所なんてなく、彼らにとっては全く面白くありません。

しかも私たちが行ったその日は、システムがダウンして全く手続きが進まず、どんどん登録者の列は長くなるばかり(こういうことはブラジルでは日常茶飯事)。ぐずり出す子供たちを連れて警察署内をうろうろしていると、小さな売店を見つけました。その売店で何気なく買ったオレンジジュースが、もう本当にめちゃくちゃおいしい!一気に疲れが吹き飛びました。子供のために買ったはずが、あまりのおいしさにほとんど自分が飲んでしまったので、慌ててもう一杯買いました。後から知ったのですが、そのオレンジジュースはオレンジをそのまま絞った果汁をサーバーに入れて売っていたのです。
ブラジルでは、夕食時のレストランでも「とりあえずビール」ではなく「オレンジジュース」を頼む大人が結構います。ほとんどのレストランには「Suco」というメニューがあり、注文を受けてからその場でフルーツを絞って、グラスに入れてジュースとして提供しています。一番人気は「Suco de Laranja(オレンジ)」。他にも、melancia(すいか)、abacaxi(パイナップル)、maracuja(パッションフルーツ)といったところが定番でしょうか。

また、ブラジル人はココナッツジュースが大好き。ストローを刺したココナッツの果実を抱えて飲み歩きをしている姿をよく見ます。スーパーでも「Agua de coco(ココナツの果汁)」と書かれたパックジュースがたくさん売られており、オレンジジュースの次に売れている飲み物だとか。味はジュースというよりもスポーツドリンクに近い味。成分も近く、運動後や風邪をひいた時の水分補給として飲む人も多いそうです。ハワイやシンガポールなどでも売られているので飲んだことがある方もいらっしゃるかもしれません。

ご飯とジュース。日本にいる頃なら違和感があった組み合わせですが、ブラジルに来てからはすっかりなじんでしまいました。
皆さんも一度お試しあれ!